秋の歌 Chanson d´automne 落ち葉 ヴェルレーヌ

落ち葉

秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
ひたぶるに
身にしみて
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
ここかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。


            上田敏 『海潮音』より

Chanson d’automne
                Paul Verlaine

Les sanglots longs
Des violons
 De l’automne
Blessent mon coeur
D’une langueur
 Monotone.

Tout suffocant
Et blême, quand
 Sonne l’heure,
Je me souviens
Des jours anciens
 Et je pleure

Et je m’en vais
Au vent mauvais
 Qui m’emporte
Deçà, delà,
Pareil à la
 Feuille morte.





ヴィオロンは、溜息が似あう語感
枯葉の詩でも しっとり湿度が高い
フランス詩の物憂い感じ、好き 
 

愛と感謝をこめて

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

感想 ありがとう 感謝

コメントする

目次