それでも美しい母のうた Poetry for Mom サトウハチローの母の詩

「母子草」

母子草 母子草
その花も葉も
なんということのない
つまらないものです
けれど
母子草という言葉の響きが
こころにすなおにしみこむのです

                サトウハチロー

たくさんの
たくさんの
おかあさんがいて
たくさんのたくさんの
こどもがいます
そのたくさんのたくさんの
おかあさんと
たくさんのたくさんの
こどもさんたちへ
ボクはこの詩集をささげます
ボクのように
もうすぐ六十になるものでも
おかあさんにとってはこどもです
また十九かはたちでも
お子さんがあれば
おかあさんです
そのみなさんに
ボクは申し上げます
 ――母ありてこそ われあり――
ボクはおふくろがすきでした

               サトウハチロー

佐藤愛子さんによるとフィクションらしいのですが、
それでも美しい 日本の代表的な母を思う詩人
サトウハチロー

2022年の母の日に
愛と感謝をこめて

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