またひとしきり 午前の雨が
菖蒲(しょうぶ)のいろの みどりいろ
眼(まなこ)うるめる 面長(おもなが)き女(ひと)
たちあらわれて 消えてゆく
たちあらわれて 消えゆけば
うれいに沈み しとしとと
畠(はたけ)の上に 落ちている
はてしもしれず 落ちている
お太鼓(たいこ)叩(たた)いて 笛吹いて
あどけない子が 日曜日
畳の上で 遊びます
お太鼓叩いて 笛吹いて
遊んでいれば 雨が降る
櫺子(れんじ)の外に 雨が降る
中原中也 「在りし日の歌」
愛と感謝をこめて
それでも美しい母のうた Poetry for Mom サトウハチローの母の詩
お母さんの詩というと、やっぱりサトウハチロー。
一面の菜の花 Rapeseed 風景 純銀もざいく 山村暮鳥
一面金色の菜種畑は、ドイツの田舎にもよくある風景
感想 ありがとう 感謝