ならずもの グリム童話 Grimms Märchen 鬼畜のメルヘン

グリム童話 「ならずもの」 
Das Lumpengesindel 

秋に山へ胡桃を食べに行った 鶏の番いが 
傍若無人 やりたい放題する メルヘン 

あまりの鬼畜っぷりに 吃驚仰天 
悪行三昧なのに 因果応報もなく 
いけしゃあしゃあ と逃げ果せる 

チキンなのに 強気でアグレッシブ 
とり付く島もない 無情ぶり
やりたい放題 放し飼いの鶏夫婦

この雄鶏雌鶏 夫婦揃って ゲスい! 
人間だと嫌悪感が増すから 鶏にしたのかな? 

グリム童話の中でも 短い話なのに 
強烈で 忘れられない 
ガツン!と 一発 見舞われる 

家畜の話なのに 鬼畜のメルヘン 

それでも 他の有名メルヘンに 比べたら 
拷問級の残酷要素は ないのです

自分ができない 悪行の限りを尽くす ところが 
妙に痛快なのか不道徳なのに絵本もある  

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地回り夫婦の 札付きの  メルヘン 
グリム兄弟の 折り紙つき メルヘン 
子どもと 家庭のための  メルヘン


愛と感謝をこめて
​​

Lumpen : 浮浪者 ルンペン 日本でも使っていた差別用語 
Gesindel : ごろつき
Kinder und Hausmärchen : KHM 「子どもと家庭のためのメルヘン」 グリム童話のタイトル 
「ならずもの」は KHM10番
Grimm : グリム兄弟の氏で有名ですが、憤怒、遺恨という意味です。ドイツ人の氏姓には驚くほど悪い意味の氏も少なくないです。馬鹿とか残念という氏の人が普通にいます。呼び名が氏になったからでしょうけれど…

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