誰か来る とわかっている時や 来そうな時は
父が美味しいと評判の豆餅や太鼓焼などを
買って来ることがよくありました。
母がなにか 用意していても
もうひとつ なにか一品
お客さんの為に買ってきたもの
お客さんが来ると わかっている時は
ありあわせの お菓子ではなく
お客さん用の お茶菓子を用意しておく
ようこそ
待っていました という気持ちを
形と態度に出せ というのが
人が来る時は 待っとったらしく
父がいつも言っていたこと
そんなの 当たり前じゃない
と思っていましたが
後年 そうとは限らないと 経験すると
父は 口下手で不愛想でも
おもてなし 心尽くしの気持ちは
とても あったのだと
わかりました。
美味しいものが 自分の為に
用意されている家には
行きたくなります
口下手の父が 待っていた気持ちで
お客さんに出すのは
買ってきたばかりの豆餅
愛と感謝をこめて
Gastgeber ガストゲーバー : ドイツ語 お客さんを迎える主人
感想 ありがとう 感謝