お盆ですね。
お盆を連想するものは、いろいろありますが、
鬼灯 ほおずき。
鬼灯には漢字名からして明るいイメージがないのですが、
私は実家にあった長塚節の「土」を読んだ時の恐ろしさが根っこにあります。
後年、昭和の遊郭の女性を取材した女性学の本を読んだことがあるのですが、
その本の題名にも「鬼灯」が使われていました。
お盆の鬼灯、鬼灯を何に使っていたか、昔読んだ本に書かれていた内容から、
私は女性の健康によくないイメージを持ってしまっているのですが、
ヨーロッパでは観賞用より食用のドライフルーツとして一般的です。
名前も優し気な響きの Physalis (フィサリス)。
スーパーにも売っていますし、カフェのスイーツの飾りに乗っていることも。
鑑賞用と食用の違いはありますが、
文化が違うと「ほおずき」に対するイメージも全く違います。
鬼灯の漢字を思い浮かべると恐ろしく感じますけれど、
フィサリスなら語感も軽やか、酸っぱいドライフルーツです。
所変われば品変わる So many countries, so many customs.
愛と感謝をこめて
蕾 牡丹 松葉 散り菊 Fireworks 線香花火の一瞬を彩る ことだま
地味な線香花火の一生に情緒がある名前がついている。美しい日本の夏。
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