どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
「風の又三郎」宮沢賢治
昨日からの予報通り 風の嵐
雨もなく 時折 明るい陽がさすものの
一日中 風がゴーゴー吹き荒れた
裏庭の林檎や梨が吹き飛ばされた
秋の嵐の日
又三郎の詩で吹き飛ばされるのは林檎の実だと
ばかり思っていましたが
本当は 青いクルミとカリン
季節も野分の頃 9月
まだ夏の名残り 青臭さがある秋のお話でした
読み返してみたら確かに
10月の金色の秋の話じゃない
転校生の話だもの
9月の方がしっくりくる
私の記憶の中では
どっどど どどうど どどうど どどう
林檎の実が吹き飛ばされていました
愛と感謝をこめて
やまなし 宮沢賢治 透き通る水底の美しい幻燈
ひんやりとした秋の水底の心が温まる話。
感想 ありがとう 感謝