血の涙が流れる漢詩の朗読 The Great Conqueror’s Concubine 東南アジアの夜に見た映画「項羽と劉邦」

随分前の東南アジア駐在中にテレビで見た映画
「項羽と劉邦 その愛と興亡」

映画の冒頭と最後に流れる
漢詩の朗読の迫力が印象的な映画です。
会社の寮のテレビの前でひとりで泣けました。
悲運な最期に血涙が流れます。

確か英語音声か字幕が選べたのだと思いますが、
有名な話なので、筋書きはよくわかりました。

劉邦の妻、呂 雉(りょち)が怖ろしく
項羽の愛妾、虞姫(ぐき)が天女のように描かれている 歴史ロマン。
項羽が英雄としても、理想の恋人としても素敵で
劉邦の妻でなくとも(この映画では彼女も項羽に惹かれる)かっこいいのです。

虞姫の血で赤く染まったのが虞美人草
ヒナゲシになったということです。

https://www.youtube.com/watch?v=zMYO_SGxFHU
冒頭に詩の朗読が出ます

力拔山兮气盖世   力は山を抜き、気は世を覆う

时不利兮骓不逝   時利あらずしてすいゆかず

骓不逝兮可奈何   騅のゆかざるを如何いかんすべき

虞兮虞兮奈若何   虞や虞や汝を如何せん

私には山を引き抜く力と世を覆う気迫があった。

今時運を失い、愛馬騅も歩もうとしない。

前に進まぬ騅をどうしたものか。

虞よ虞よ お前をどうしたらよいものか。

漢詩の原文、現代語訳は👆のサイトからお借りしました。

この短い四行詩の朗読の為に
DVDが欲しいなあと思ってしまうくらいです。

愛と感謝をこめて

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