台所のマリアさま The Kitchen Madonna 家族愛と祈りの物語

とても美しい 厚い信仰と愛に溢れるお話

「台所のマリアさま」 ルーマー・ゴッデン著 

周囲の大人からは 
扱い難いと思われていた男の子 9歳のグレゴリーが 
ウクライナ出身の お手伝いさんマルタに 
いい場所を作ってあげる話です 

いい場所とは 彼女が祈りを捧げる場所 
そこに なくてはならない マリア様のイコンを 
驚くような行動と工夫で コラージュし作り上げます 
それも 自分の大切な宝物を 惜しみなく差し出して 

子どもだからといって 侮れない 
人間力の発揮に 目を瞠ります  

繊細な子どもである 彼の精神的な成長も読み応えありますが 
妹やマルタ 人間関係の描写に愛が溢れていて 
胸がいっぱいになります 
お母さんの振る舞いに 自分も振り返ることがありました 
 
一番覚えているのが 
グレゴリーと妹が 分不相応な高級宝飾店に出かける場面 
子どもなのに 英国紳士な振る舞い! 
ハラハラしますが 将来大物になる片鱗を感じさせるシーンです 

読んだ人も 幸福な気持ちになる お話
奇しくも 今の情勢と同じ
ウクライナから避難した女性の お話 

愛と感謝をこめて

VIRGIN of KYIV
Twelfth Century Icon from Ukraine

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