「柊と蔦」クリスマスキャロルと絵本 The Story of Holly and Ivy Ⅸ Advent Calendar 2021

” The Story of Holly and Ivy ”
– Rumer Godden

絵本の原題は賛美歌「柊と蔦」
The Holly and the Ivy に因むタイトル

クリスマスに どこにも招かれなかった 
孤児院の女の子と 
クリスマスカラーのドレスなのに 
売れ残ったお人形のお話 

最後は ハッピーエンドですが  
クリスマス絵本のお約束である 
楽しい 嬉しい ばかりではない
とても切ない想いが伝わってくる話です 

子ども 人形視点ばかりでなく 
子どもがいない夫婦の妻 
クリスマスに夜勤をする夫   
夜勤明けの夫に 朝食を用意する様子など 
子供のために 読み聞かせをしていても 
大人にも響く描写があります

クリスマスツリーを飾る定位置も
イギリスとドイツでは違うなあ とわかります 

柊のようにチクッと刺さるエピソード
登場人物 皆の願いが蔦のように絡み合う
Wish 願いがテーマのストーリー 

♪ The Holly and the Ivy. When they are both full grown.
  柊と蔦は共に生い茂り ♪ 

賛美歌「柊と蔦」古楽民謡調の雰囲気が 
ストーリーにマッチしています

👆 The Holly and the Ivy ​ 柊と蔦  
イギリスの 女性アンサンブル Mediaeval Baebes 

♪ 柊と蔦 ♪は 日本でも 唄われている 
足踏みオルガンの 音色が似合いそうな 
とても親しみやすい メロディー  
壮大なカテドラルより 素朴な教会で   
唄われているような キャロル  

タイトルに蔦が入っているますが 
歌詞の内容は 柊とマリア様のことばかり…  

伝統的に 柊は男性性 蔦は女性性の メタファー  

ゴッデンの 人形の話シリーズのひとつ
オリジナルは バーバラ・クーニーの絵で 
以前は岩波書店から出ていた「クリスマス人形のねがい」  
バーバラ・クーニーの絵には 愛があります
正直言って 品切れになっている岩波書店版のが方が美しいです 

クリスマス飾りに柊が定番なのは 英語圏 
このキャロルの影響だと思う たぶん 
少なくとも ドイツ語圏は 
包装紙などのモチーフに見たことある程度 
キャロル「柊と蔦」も知られてない
イギリス生まれで「柊と蔦」を聞いて育った人には
また特別な思いが蘇りそうなお話 

愛と感謝をこめて

👇 同じ曲でもアーティストによって全く違う作品のように感じますね。
ジョージ・ウィンストンがピアノ演奏する「柊と蔦」

Geroge Winston

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