祖母の背中から習い覚えたこと Grandma’s Way お参りがない お隣に お裾分け

今日11月2日は万霊節ということもあって、お墓参りに行ってきました。

お参りに行くときは、たいていお花を持って行くのですが、
1年くらい前からお隣の方々にもお裾分けしています。
以前は、自分の家族にしかお供えしていませんでしたが、
ここ数年私がお参りした時に、お隣に全くお花がない、かつお参りされている形跡がないので、
ほんの少し分けて、お供えしています。

たまにでもお参りされているなら、お供えしませんが、
お隣さんたちは、ここ数年全くお参りがない状況ですが、
墓誌のお名前から思いを馳せるものおりますよ、という気持ちです。

・・・そうやって、誰かがわしらのことを考えて、起こしてくれるのを待っているんだよ。人生を終えて、ゆっくり眠るのはいいものだよ。でも、ときどきこうして起こしてもらえると、それはそれでうれしいね。

「青い鳥 思い出の国」メーテルリンク 

思い出の国では、死者は生者が思い出すことによって動き出す、そうです。

生前全く接点がなかったお隣さんたち。
袖振り合ってもいないのに、墓地で隣り合ったのも他生の縁。

墓地の管理会社が定期的に清掃をしているので、枯れた花が迷惑になることはありません。
自己満足的ではありますが、それでも喜んでもらえたら嬉しいなあとは思います。

お参りのないお隣さんに気配りするのは、自分で思いついたのではなく、祖母を見習いました。
先祖のお墓の隣には、墓参がない苔むした古いお墓があるのですが、
祖母はそのお墓の周りも掃除し、線香も立てていました。
知っている人なのか聞いたことがありますが、知らないけれど同じ村の人、
隣でお参りがないから、と祖母は言っていました。
今は、祖母の娘である母がお墓参りする時は、お隣にも線香を立てています。

子は、親の背を見て育つ
祖母の心配り、行いを見ていたら覚えていました。

日本の祖先の墓参は、遠方でなかなかできませんが、
こちらで墓参をする度に、お参りのないお隣さんにお花をお裾分けする度に
祖父母のことを思い出します。
私が同じことを真似しているのを、喜んでくれているとよいなあ、と思います。

愛と感謝をこめて

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