9月第二日曜日の今日9月11日は、文化財公開の日。
ドイツ全土のイベントで、私の町でもありました。
先ずは旧市街地にある教会のパイプオルガンを見せてもらいました。
90分以上のツアー時間のうちオルガンに近寄れたのは20分ほど。
ガイド役のオルガニストさんの濃い語りに圧倒された見学でした。
そして、薄々わかってはいたものの、オルガン奏者の位置が超高所&狭い。
長い階段を息を切らしながら登りました。
ロングフレアーのスカートだったので、
服装も階段を上るには適してなかったです。
演奏会ではオルガン奏者が堂内の聴衆に礼をすることがよくありますが、
断崖絶壁の縁のような立ち位置で、怖ろしく思いました。
ガイド役のオルガニストさんいわく
「慣れる」そうです。
真正の高所恐怖症の人は、教会のオルガニストになるのは厳しい
と思ってしまいました。
次は地理的に近かいというだけで、見学した場所。
中途半端な復元が残念に思いましたが、
現代で歴史的建造物の豪華な装飾を元通り復元するのは
お金がかかりすぎますね。
過去には圧倒的な経済格差が権力者と庶民の間に
あったからこそ、できたことなのでしょう。
みっつめは、カトリック教会の美しいステンドグラスで飾られた
礼拝堂を見学しました。
鐘楼に登る予定ではなかったのですが、
「せっかく」なので登りましたが、
これは、かなりキツかったです。
狭く急な階段を延々と登らなくてはならず、
途中で引き返そうかとも思いましたが、
やはり「今日だけ特別公開」、「せっかく」という
思いに囚われて無理をして頂上まで行ってみました。
てっぺんからの眺めは、市街がグルっと見渡せる360度のパノラマ
見応えがあるものでした。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」でハイジが
フランクフルトの教会の塔に登ってアルプスを探すシーンを
思い出す光景です。
ハイジは本当に元気な子どもだったんだなあ、と
息を切らしながら思いました。
パイプオルガンの見学や鐘楼への上り下りで一番苦労したのは、
裾を踏みそうな服装と、狭い階段なのにハンドバッグを持っていたことです。
塔に登るなら、裾を踏まない服装、両手を使えるバッグの方がよいです。
高みの見物には、事前準備、根回しが必要と痛感しました。
夕方にも見学しようかと思っていた場所がありましたが、
ふたつの高所見学で疲労困憊してしまい、
塔から降りてすぐ帰宅しました。
普段はしない階段登りでぐったりしましたが、
美しいものをたくさん見せてもらい
とても満たされた一日でした。
今日は熟睡できそうです。
愛と感謝をこめて
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